ニュースリリース

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社との

自動運転による無人移動サービスの普及に向けた共創取組を開始

2020/07/29

MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:金杉 恭三、以下 あいおいニッセイ同和損保)と、2020年7月15日に設立した国立大学法人群馬大学(以下 群馬大学)発のスタートアップ企業である日本モビリティ株式会社(代表取締社長:小峰 千紘、以下 日本モビリティ)は、自動運転による無人移動サービスの普及に向けた共創取組について基本合意し、資本業務提携をしましたので、お知らせします。

背  景

   高齢化・過疎化の進行による地域の交通課題を解消するため、様々な業界・自治体で自動運転の実用化に向けた取組が加速しています。

こうした情勢の下、あいおいニッセイ同和損保と群馬大学は自動運転の普及を見据えて、2016年12月に産学連携協定を締結し、自動運転の実証実験等を通じた保険商品、事故対応面等の諸課題についての共同研究を進めてきました。また、2019年3月には群馬大学内に「次世代モビリティ事故・サービス研究室」を設置し、自動運転バス等の走行中の事故・トラブル時の保険会社によるサービスの在り方にかかわる研究を進めています。

   現在、群馬大学では研究機関として、実証実験実施に向けたツールや支援メニューを提供しておりますが、社会実装への機運が醸成されていく中で、事業性検証に向けた付随調査など、事業化を見据えた支援の拡充が求められています。今般、設立された日本モビリティでは、こうした課題に対応した「無人移動サービス導入パッケージ」を作成・提供することで、計画段階から実装後まで一気通貫で支援することが可能となります。

   この度、あいおいニッセイ同和損保と日本モビリティは、自動運転による安全・安心な無人移動サービスの普及に向けて、上記の特長を活かした共創取組を実施していくことに基本合意し、資本業務提携をすることとしました。

概  要

日本モビリティは、無人自動運転(レベル4)の社会実装を目指した研究開発・実証実験を実施してきた群馬大学の小木津准教授を中心に設立したスタートアップ企業です。これまで群馬大学で実施した全国トップクラスの40を超える実証実験の経験およびノウハウを活かし、自動運転の社会実装および無人移動サービスの事業化を支援します。

具体的には、日本モビリティは無人移動サービスのプラットフォーマーとして、自動運転システム・管制システム等の開発・提供、無人移動サービスを導入しやすい街づくりを支援するコンサルティングサービスを主な事業内容とし、無人移動サービスの導入に必要なものをパッケージ(無人移動サービス導入パッケージ)で展開することで、計画段階から実装後まで一気通貫で支援することが可能となります。

今回の資本業務提携を踏まえ、両社はあいおいニッセイ同和損保の地方創生取組と連動し、無人移動サービス導入パッケージを共同で展開することで各地域の移動に関する課題解決をサポートしていきます。

今後の展開

 あいおいニッセイ同和損保と日本モビリティは、上記の通り無人移動サービス導入パッケージの共同展開を図るとともに、無人自動運転に向けた保険商品や事故対応サービスを共同で研究・開発し、パッケージの一つとして提供することで、地方公共団体・交通事業者がより無人移動サービスを導入しやすい環境の整備を支援します。これらの取組を通じて自動運転技術を活用した安全・安心・快適な街づくりへ貢献することを目指します。


<イメージ図>

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